旅する女のラプソディー

20代をニューヨークで生き、離婚して帰国、環境問題に目覚めたシングルマザーの子連れアメリカ留学。40歳で大学卒業、45歳で大学院卒業、55歳で妊娠、出産。科学を愛し、旅をつづける女の半生、高齢出産やナサ(NASA)での仕事、アメリカ暮らしのあれこれなど、など

61歳のユウウツはつづく

わたしは36歳で大学へ入って

大学院を卒業したのが45歳

大学院ではアストロバイオロジーという

ロマンのかたまりのような学際の勉強をして

修士をとって卒業

あれから15年だから

本当ならキャリア積みの真っ只中のはず

47で物理の博士課程に入れて

フルタイムで昼間仕事しながら

少しづつコースワークこなして

何年かかってもいいから

博士号とってやろうと

どんなふうに宇宙が始まったのか

太陽系はどんなふうにして出来上がったのか

宇宙人はいるのか

とか 知りたかったから

 

なるべく午後遅い時間に始まるコースをとって

仕事に支障がないかぎり ボスも応援してくれてた

2011年の福島第一のことがあった後には

学部外だけど核化学のコースをとった

このコースはクラスメートが三人しかいなくて

博士課程始めてから 初めてCをもらって

ショックだった

大抵はB、ともするとAマイナスを取れてたのに

博士課程の勉強は仕事しながらにしては順調だった

勇気を出して仕事半分にしてもいいから

ちゃんと博士号とっておけばよかった

もう少し若かったら

たとえ子供ができても

勉強続けられたのかも

アリゾナ州立大学の大学院で一緒だった仲間たちが

みんなナサの惑星探査や月探査の大役を担っているのに

わたしはキャリアを積めなかった

アイ・ヴィー・エフ(体外受精)の治療を始めた時はまだ52だったから

子供ができたってなんとかなるって思ってた

まさか4年もかかるとは

子供を作ったことを後悔してない

6歳になった娘はほんとに可愛い

この子のおかげで 私たちは毎日 笑っていられる

 

ただ ときどき

ちょっと

 

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